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【F-1番外編】サーキットの中の懲りない面々

「レース、それは走る実験室である」
故本田宗一郎氏の有名な言葉です。

それを最高峰のレベルで実践しているのが『F-1』なのです。
「限られた条件の中で、最速を目指し設計されるF-1マシン」
F-1のレギュレーションは60年を超える歴史の中で、ほぼ毎年変更を繰り返しています。
その理由は時にはドライバーの安全の為であったり、時にはスポンサー等の
政治的な背景の大人の事情であったりと様々なのですが、何時の時代も技術者達は
最速マシンの製造を目指して、日夜悪戦苦闘しているのです。
その方法論は非常にユニークな発想であったり、レギュレーションの網の目を
すり抜けて行われる事もあったりと、決して簡単で楽ものではありません。

しかし、その苦労も必ずしも報われる訳ではないのです。
今回の【F-1番外編】ではF-1史の中でも非常に印象深いマシン達を紹介したいと思うのですが
「何故、今このタイミングで?」と思われるかもしれません。
その理由は後日、理解して頂けると思うので今回はお付き合い願います。

【ティレルP34】
1976_TyrrellP34
1976~1977年にかけてティレル(当時はタイレルと発音されていた)が
制作したF1史上初の6輪車。フロントタイヤを小径化してフロントノーズカバーの
陰に収めるレイアウトを考案。小径化して減少したタイヤの接地面積を
フロント4輪とする事で解決したという、空力面を優先したマシンです。
さすがに、この頃のF-1はリアルタイムでは知らないのですが、非常にカッコ良く
子供の頃、ミニカーをもっていたのを記憶しています。
レース投入後、数戦で優勝してはいるが、その後は伸び悩み
決して成功したとは言い難いマシンです。

【リジェJS21】
1983_リジェJS21-1
サイドポンツーンと呼ばれる部分が取り除かれたいわゆる『アロータイプ』と
呼ばれるマシンの先駆け的なマシンです。このマシンが登場した1983年は
『フラットボトム』元年で各チームとも様々なコンセプトの元にマシンを
設計していました。このマシンのコンセプトは、サイドポンツーンを排除し
冷却系パーツを後方に集中配置する事で、リアタイヤのトラクションを確保するもの
でした。同様のコンセプトで制作された【ブラバムBT52】はチャンピオンマシンと
なりましたが、ハイドロニューマチックシステム(俗に言うエアサス)を搭載した
このマシンは成果を上げる事はできず、完全な失敗作となってしまいました。
 
【ティレル019】
1990-Tyrrell019.jpg
1990年に登場したこのマシンの登場は、非常にセンセーショナルなものでした。
高く持ち上げられたフロントノーズ。そのノーズから八の字型に吊り下げられた
『アンヘドラル(下反角)ウィング』と呼ばれるフロントウイング。
今のF-1マシンの原型ともいえるそのスタイルは、積極的にマシン底面に空気を
取り入れる事を目的としており、現在のF-1でも主流になっている考え方です。
搭載されていたのは非力なエンジンでしたが、市街地等の中低速主流のコースでは
素晴らしいコーナリング能力で、見事なパフォーマンスを発揮しました。
ジャン・アレジや中嶋悟がドライブした事でも有名で、大成功を収めたマシンです。

【フェラーリF92A】
1992_フェラーリF92A
ティレル019のコンセプト(車体下面に積極的に空気を取り入れ、ダウンフォースを生み出す)
を、更に発展させた『ダブルデッキ』と呼ばれる空力処理を施したマシンです。
登場時、戦闘機の様なフォルムは非常にカッコよく、「このマシンは速い!」と
確信したのですが、非常にナーバスな操縦性と信頼性の低いエンジン、更に戦闘力も低く
三重苦のマシンで、現在では、フェラーリ最大の失敗作と言われたりしています。
この後、フェラーリは「暗黒の時代」と呼ばれる低迷期に突入していく事になるのです。
エンジン中心のマシンから、空力に重点が移行する過渡期に誕生した
非常に不幸なマシンであった様に思います。
コンセプトは間違いではなかったし、スタイルも格好良かったので非常に残念な一台です。

【ウィリアムズFW26】
2004_FW26
通称『セイウチノーズ』と呼ばれる特異なハイノーズを搭載し、2004年に登場したこのマシン。
大胆なデザインで、積極的な空力マシンに仕上げようとした意図は明確に感じ取れるのですが
如何せん格好良くないのです。やはり目を引くのはそのフロント部で、全体的なバランスが
悪く、その戦績も決して良いものではありませんでした。
2004年のシーズンでウィリアムズが勝利できたのは1度だけで、それ以降は現在に至るまで
勝利できていません。
(前年までは常勝チームだっただけに、このマシンの印象を更に悪いものにしてしまっています)

いかがでしょうか?
大幅な戦闘力UPを図り、幾度となく繰り返される非常にユニークな発想のF-1マシン。
しかし、大成功を収めた例は多くは無く、その失敗をきっかけに
チーム自体も低迷してしまう事も少なくはないのです。
「どの様なコンセプトでどんなマシンを開発するのか?」
文字で表すと本当に簡単な事なのですが
チームの浮沈を左右する大変重要なテーマだと思います。   


                  
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.28 2011 F-1 comment1 trackback0

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お世話になります。
F1初心者のブログの吉田と申します。

先日は、当ブログへの書き込み、ありがとうございました。
別サイトの記事執筆等で、私自身ブログもチェックできておらず、
またお返事がこのタイミングまで遅れてしまった事を深くお詫び致します。

ブログ拝見させていただきました。
興味深い内容もいくつかあり、面白いと思います。

もし、今後もこういった形で「F1の魅力を伝えよう」というお考えがあるようでしたら、

お手数ですが、一度私のPCメール宛にご連絡いただいてもよろしいでしょうか?

私自身、まだまだアマチュアですが、今後のことについて考えていることがありますので、
その件についても少しお話できれば幸いかと思います。


またアンテナ登録、是非お願い致します。

今後ともよろしくお願い致します。

F1初心者のブログ
吉田知弘
2011.03.01 23:32 | URL | 吉田知弘 #- [edit]

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